奥行き、立体感、影・・そういうことに囚われ出すのはいつ頃からだろう。
「絵が好き」 からの「上手に描きたい」という欲求が出てくる頃から
モチーフと「似てない」ことへの苛立ちが生まれる。
そもそも、それを描きたいという衝動は、なんなのか。
そこにあるのに、敢えて描く必要が本人にはある。
不思議な現象。
おかげさまで、娘は5月で4歳に。
お外遊びに興味がない娘は、もっぱら描いたり工作したりでゾーンに入る。
(この歳の子は大体工作やお絵描きが好き。)
私は今、人が絵を描くという初期の行動を観察できていることに
これはとても貴重な経験なんじゃないかと感じている。(私自身が)
すでに忘れ去っている、二次元的感覚。
「なぜそれを表現するのか」という重たい背景なんかに囚われない、
ただの衝動でしかない色、線。
その軽さは観る側の気持ちも軽くする。
二次元といえばキュビズムですが
ピカソのように一度徹底的に三次元をものにした描き手が
再度二次元に戻すことの難しさを考えると
やっぱりピカソさんすごいなぁ。
とか思うわけです。
きっとその二次元をものにするには、並々ならぬ努力があったに違いない。
from MATSURICA
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